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2026.09.17
災害時も仕事を止めないオフィスへ。家具・水害・停電対策を見直しましょう!

オフィスの防災対策というと、非常食や飲料水の備蓄を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際の災害時には、家具の転倒、建物への浸水、停電による通信手段の停止など、さまざまな問題が同時に起こる可能性があります。
大切なのは、防災用品をそろえることだけではありません。
従業員が安全に行動でき、災害後も業務を続けられるオフィスになっているか。
今回は、オフィスの防災対策を「地震」「水害」「停電」の3つの視点からご紹介します。
1.地震に備える
地震が発生したとき、オフィス内で大きな危険となるのが、書庫やキャビネットなどの家具です。
普段は安定して見える収納家具でも、大きな揺れによって転倒・落下・移動する可能性があります。
次のような状態になっていないか、一度確認してみてください。
☑ 背の高い書庫が床や壁に固定されていない
☑ 上下二段の収納家具が連結されていない
☑ 並べた家具同士が連結されていない
☑ 重い書類や備品を上段に収納している
☑ キャビネットの上に段ボールが置かれている
☑ キャスター付き家具がロックされていない
☑ 出入口付近に倒れやすい家具がある

家具の転倒は、従業員のケガだけでなく、避難経路をふさぐ原因にもなります。
特に注意したいのが、書庫、ロッカー、パーティション、複合機などを出入口や通路の近くに設置しているケースです。
地震によって家具が移動すると、普段は問題なく通れる通路から避難できなくなる可能性があります。
デスクの下も重要な避難スペースです。
地震発生時に身を守るためには、デスクの下へすぐに入れる状態をつくっておくことも大切です。
ところが、デスクの下に書類箱、私物、パソコン本体、ワゴンなどが置かれ、十分なスペースが確保されていないオフィスも少なくありません。
単に「デスクの下に物を置かない」と呼びかけても、収納場所が足りなければ、時間とともに元の状態へ戻ってしまいます。
このような場合は、個人用ロッカーの設置、共有書類の集約、収納家具の見直し、ペーパーレス化など、オフィス全体の収納計画から考える必要があります。
レイアウト変更は防災対策の機会
オフィスの移転やリフォーム、席替えを行うときは、防災対策を見直す良い機会です。
働きやすさやデザインだけでなく、次の点もあわせて検討します。

家具の固定方法は、床や壁の構造によって異なります。見た目だけで判断せず、設置環境を確認したうえで、適切な方法を選ぶことが重要です。
オフィス家具の配置と収納を防災の視点から見直すことは、災害時の安全性だけでなく、日常の動線や使いやすさの改善にもつながります。
2.水害に備える
建物に水を入れない対策を考える
オフィス防災では、地震だけでなく、大雨による浸水にも注意が必要です。
短時間に激しい雨が降った場合、道路や駐車場から建物内へ水が流れ込むことがあります。
特に、次のようなオフィスや事業所は、出入口の状態を確認しておきましょう。
☑ 1階に事務所や店舗がある
☑ 道路より低い位置に入口がある
☑ 地下フロアにつながる出入口がある
☑ 搬入口や通用口が道路に面している
☑ 駐車場から建物内へ水が流れ込みやすい
☑ 過去に入口付近まで水が来たことがある
一度オフィス内へ水が入ると、床材や壁材、オフィス家具、書類、複合機、ネットワーク機器などに被害が広がる可能性があります。
水が引いた後も、床や壁の補修、家具の入れ替え、電気設備の点検、機器の交換などが必要になれば、業務再開までに影響が出ます。
そのため、水害対策では、浸水後の復旧だけでなく、入り口で水を止めることも重要です。

入口からの浸水対策として検討できるのが、オカムラの「Sucdoシリーズ 簡易型防水板Simplight」です。
ドアや扉のフレームに固定金具を取り付け、防水パネルを設置する製品で、大掛かりな工事が難しい既存建物の入口にも導入を検討できます。
軽量パネルを1人で約1分で設置でき、標準適用範囲は防水幅0.6~2.0m、防水高さ0.3~0.5mとなっています。
防水板は、購入して保管するだけではなく、実際に使える状態にしておく必要があります。
パネルをどこに保管するのか、大雨の際に誰が設置するのか等、運用方法を事前に決めておくことで、緊急時にも対応しやすくなります。
また、オフィスリフォームの際には、重要書類やOA機器を床に直接置かない、電源設備の高さを確認する、浸水しにくい場所へ重要機器を移すなど、建物内部の対策もあわせて検討しましょう。
3.停電に備える
災害時には、停電によってパソコンやスマートフォンを充電できなくなる可能性があります。
従業員の安否確認、取引先との連絡、自治体や公的機関からの情報収集など、非常時こそ電源が必要です。
しかし、非常用電源を用意していても、倉庫の奥に保管されている、充電されていない、使い方を知っている人がいないという状態では、必要なときに活用できません。
そこで取り入れたいのが、普段の仕事にも使えるポータブルバッテリーです。

日常と非常時の両方で使える電源オカムラの「OC Portable battery」は、必要な場所へ持ち運んで使用できるポータブルバッテリーです。
ノートパソコン約3.5回分、スマートフォン約14回分の容量があり、1台で最大4台のデバイスへ同時に給電できます。
※充電回数は、ノートパソコン50Wh、スマートフォン12Whを想定した目安です。
本体重量は約1.9kgで、専用のチャージトレーに置いて充電できるほか、本体へ直接充電することもできます。
日常時には、電源のないミーティングスペース、食堂、休憩スペース、社内イベントなどで使用し、停電時にはスマートフォンやパソコンへの緊急給電に活用できます。
普段から使っていれば、従業員が保管場所や操作方法を把握しやすくなります。非常時だけの備品として保管するのではなく、日常と非常時の両方で役立てる「フェーズフリー」という考え方です。
オフィスリフォームでも、すべての場所へコンセントを増設するだけでなく、固定電源と持ち運べる電源を組み合わせることで、レイアウトの自由度を高めながら停電にも備えられます。
防災用品は「しまう」から「使える場所に置く」へ
非常食、飲料水、簡易トイレ、毛布、懐中電灯、救急用品などは、必要な数量をそろえるだけでなく、災害時にすぐ取り出せる場所へ置くことが大切です。
一方で、オフィス内に十分な収納スペースがなく、防災用品を倉庫の奥や空いている棚へ分散して保管している企業もあります。

このような課題に対する選択肢が、「災害用備蓄スタンド BISTA」です。
BISTAは、防災用品をオールインワンで備えた災害用備蓄スタンドです。オフィス空間に置きやすいスマートなデザインで、2021年度グッドデザイン賞を受賞しています。
エントランスや執務室、休憩スペースなど、普段から目にする場所へ防災用品を置くことで、「どこにあるかわからない」という問題を減らせます。
防災用品を日常の空間から切り離すのではなく、オフィス家具やインテリアの一部として取り入れる考え方です。
防災をきっかけに、オフィス全体を見直しませんか?
オフィスの防災対策は、防災用品を購入することだけではなく、収納、レイアウト、内装、出入口、電源環境まで含めて考えることが大切です。
とやまオフィススペース.comでは、オフィス家具の選定・設置、家具の転倒防止、収納計画、レイアウト変更、内装リフォーム、浸水対策、電源環境まで、オフィスの状態に合わせてご提案します。
現在の家具、通路、収納、出入口、電源環境に危険や不便がないか、ご不安な方はお気軽にご相談ください。
