家具選び・オフィスづくりのポイント
オフィスチェアの選び方
4つのポイント!
POINT1 背もたれ
実際に座ってみて、背中をしっかりと保持してくれるか、上体が安定するかを確かめるようにしましょう。 上体を安定させるという視点では、背もたれの高さも重要なポイント。
特に長時間座っている職種の場合、肩甲骨の外側まで支えることのできるハイバックタイプのチェアを選ぶことで体重を分散させ、腰回りの筋肉の疲労を軽減する効果が期待できます。また、骨盤が後ろに傾かないような形状になっているかも重要なポイント。
骨盤が後ろに傾いてしまうと、いわゆる「ねこ背」になってしまい、正しい姿勢を維持することができません。
POINT2 肘置き
快適な座り心地のためには、肘置きがついているかどうかも重要なポイント。
ちょっと休憩する際にリラックス効果があるのはもちろんですが、実は作業中の疲労を軽減してくれる効果もあります。
仕事中はパソコンのキーボードに手を伸ばしている姿勢が基本という人は意外と多いはず。
しかし、この姿勢は手や肩に大きな負担をかけてしまいます。
実際にはパソコンのディスプレイを見ながら考え事をしたり、資料を読み込んだりと、キーボードを使用しない時間は意外と長いもの。
そんな時に肘置きがあると、体への負担を大きく軽減することができます。
POINT3 調整機能
快適な座り心地を追求するのであれば、チェアの各部を自分の体型に合わせるための調節機能はかかせません。
オフィスチェアには以下のような調節機能がありますが、どの機能が備わっているかはチェアによって異なります。
自分の必要な調節機能があるかどうかを確認してチェアを選ぶといいでしょう。
- 座面高さ調節
座面の高さを調節し、自分の身長に合わせた高さで使うことができます。
- ロッキング角度調整
背もたれのロッキング角度を調節する機能。通常、座面と連動しています。
長時間の執務の際には、ロッキング角度を調節して、時々姿勢を変えることが大切です。
- 背もたれスプリング調整
背もたれのリクライニングに必要な力の強さを調節する機能です。
- 座面奥行き調整
座面を前後に動かすことで、どのような体型の方でも正しい姿勢をとれるようにする機能です。
POINT4 座面の放熱性
意外と見逃されがちですが、快適さのためには座面の放熱性も見逃せないポイント。
座面の素材によっては、長時間座っていると熱がこもり、蒸れたり不快感の原因になったりすることがあります。
特にフリーアドレスオフィスで不特定多数の人が同じチェアを使用することを想定している場合や、長時間座っている職種などでは、放熱性に優れた座面素材と形状のチェアを選ぶことで、熱がこもらず快適に使用できるようになります。
座面がお椀のように湾曲していたり、座った時に座面が沈み込んだりするものは放熱性が悪くなってしまうことに注意しましょう。
オフィスレイアウト基準寸法
通路とデスクの執務スペースのポイント
快適度100%
ゆとりのスペースです。
座っている人の背面を2列分、通常歩行が可能です。
快適度90%
標準的なスペースです。
座っている人の背面は、通常歩行と横歩行ができます。
快適度80%
最小のスペースです。
座っている人の背面を通常歩行できます。